間もなく導入の発表が相次いだ携帯電話の通話料定額ですが、今回先駆けて導入するドコモ・ソフトバンクでそれぞれの内容は明確に大きな違いがあります。
ドコモ通話定額
ドコモは文字通りの通話完全定額となります。
24時間の通話定額はドコモ回線に限らず他社、固定電話も無料になるのでヘビーユーザーにはとても助かる内容となっています。
通話を普段ほとんど使わない方にとっては実質高くなってしまいますので、現在お使いのプランを利用するのがベターです。
現在使っていいる3G携帯・フィーチャーフォン・Xiすべてにおいて契約ができます。
通話定額新プラン
フィーチャーフォン 2,200円/(3,700円)
スマートフォン 2,700円/(4,200円)
*()内は年縛り契約がない場合の料金
パケットプラン
利用可能データ量2GB 3,500円
利用可能データ量5GB 5,000円
*契約データ量を超過した場合は通信速度が128kbpsに制限がされますが料金は発生しません。
通信速度制限の解除には1GB/1,000円の追加料金が発生します。
オプションのスピードモード契約では速度制限解除の必要がなく、契約データ量の超過分1GB/1,000円が加算されていきます。(パケット料が高額になる可能性があり注意が必要です)
なお、現在あるSSプランなどの料金プランは継続して利用できますが、8月より新規加入・SSプランなどへの変更はできなくなるようです。
ソフトバンクの通話定額
ソフトバンクの通話定額はドコモとは少し違った内容となっていますので注意が必要です。
通話に関して時間、回数の制限が付いています。
現在予定されているプランはS,M,Lと三種類あり、それぞれ連続通話時間、回数が設定されています。
料金は以下の通り
Sパック:月額5980円
国内音声通話:5分以内・月50回まで無料
音声通話超過分:20円/30秒
パケット通信:2GBまで
パケット通信超過分:250円/100MB
Mパック:月額5980円(6ヶ月間)、6980円(7ヶ月目以降)
国内音声通話:10分以内・月1000回まで無料
音声通話超過分:20円/30秒
パケット通信:7GBまで
パケット通信超過分:125円/100MB
Lパック:月額8980円(6ヶ月間)、月額9980円(7ヶ月目以降)
国内音声通話:10分以内・月1000回まで無料
音声通話超過分:20円/30秒
パケット通信:15GBまで
パケット通信超過分:100円/100MB
デフォルトのパケット利用契約では動画やゲームで大きく通信量を超過すると、以前の従量制のような高額請求となることが予想されるため注意が必要です。
パケット量に制限をかけるセーフティーネットの役割をはたすオプション設定もあるが、ソフトバンクは別途300円が必要となります。
最後に
auは、通話料定額の今年度中の導入を予定しているとのことですので、3社のプランが出揃うのはしばらく先になるようです。
ソフトバンクが通話定額の新プランの内容を早くも軌道修正してきたことにも表れているように、まだこの通話料定額による顧客獲得競争は始まったばかりですので、落ち着くのは当分先になるのではないでしょうか。
消費者としてはありがたいことですが、通話定額の各々の特色をきちんと理解して契約する必要がありそうです。