携帯・スマホの128kbps通信を模擬体験してみよう

掲載日:2014年10月24日(金)

携帯電話・スマートフォンで動画などの大容量通信により通信速度制限を受けたことはありますか?

128kbps速度規制を体験したことのない方は、実際どれぐらい遅いのか分からないと思います。
速度は高速通信XiやLTEの800分の1程度といわれています。
それでもピンとこないですよね?
そんな方にピッタリの128kbpsの速度を体験できるアプリがあるんです。

速度制限ブラウザ:ノロマー

このアプリは通信速度を設定することによりその速度の理論値でサイト閲覧を体験できるというものです。

  速度制限体験ブラウザ:ノロマーのスクリーンショット1  速度制限体験ブラウザ:ノロマーのスクリーンショット9

速度は通信環境により変わりますが、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?

SIMロック解除義務化で何が変わるのか?

掲載日:2014年10月11日(土)

2015年度からSIMロックの解除が義務づけられる見通しとなっていますが、消費者には何のこと?メリットあるのかな?という方もいると思います。

PhoTones Works #384 / PhoTones_TAKUMA

SIMロックとは

まず、SIMロックとは各携帯電話会社発売の携帯・スマートフォンを他社SIMカードで使えないようにするというもので、ドコモから発売された機種にAUのSIMカードを挿しても機能しないといったものです。iPhoneのように3大キャリアで同じ端末でも携帯会社によりロックがかかっていて他社SIMは使えません。
つまり、お気に入りの機種がある場合はその機種を発売しているキャリア(ドコモ・ソフトバンク・AUなど)の回線を使用する必要があるということです。


このSIMロックはキャリアにとっては回線契約者を囲い込む効果がありました。
例えば、現在はドコモ・ソフトバンク・AUで取り扱っているiPhone。ドコモでの発売はごく最近で、以前はiPhoneを契約したいがためにドコモから他社へ乗り換えるという方も多く見られました。逆にお気に入りの使っている機種があるが、他社の回線を使いたい場合は機種か回線での妥協が必要でした。
SIMロックの解除でこのような場合でも好きな機種・キャリア回線を選択することが可能となります。
しかし回線に関して、以前は例えばソフトバンク同士は無料など各キャリア同士の通話のみ無料とするプランが存在し、通話相手のキャリア次第で利用料金が異なってしまう時期がありました。現在は国内回線(104やナビダイヤルなどを除く)が無料となる通話料定額プランが各キャリアで主流となっており、ほぼ横並びの状況で落ち着いています。現在の料金プランでキャリアを決める人はほとんどいないのではないでしょうか。SIMロック解除義務化を見越しての戦略とも考えられます。


No SIM / Dominik Schwind

このSIMロック解除がキャリアに義務づけられたとして、われわれ消費者には何か影響があるでしょうか?

メリットは先ほど記述した機種、回線の選択の幅が広がる以外にも。
各キャリアは利用者の「囲い込み」の一端が無くなることで新たな価格競争を強いられる可能性があります。これはもちろん回線利用者を増やすのが目的ですから、プラン料金などにリーズナブルなプランを追加するなどの他社との差別化、あらゆる顧客ニーズにこたえていく必要があり、消費者にとっては自分の望む価格でサービスを受けることができるかもしれません。
消費者にとってこういう競争は嬉しいことですが、料金プランなどの安定利益が減る反面、どこかで利益を確保する必要もあります。それが端末の価格(携帯の分割料金割引き)などに影響を与えるかもしれません。

いずれにしても、実際にSIMロック解除が義務化された後の消費者の動向が、先手を打った料金プランの横並びの理由でキャリア間移動がほとんど無いことも予想されます。通話料定額プランの出現により、現在とSIMロック解除義務化後ではあまり変わらないのかもしれません。

 

スマートフォンで通信速度制限がかかるまでと1GBの目安

掲載日:2014年10月8日(水)

今年から始まった携帯電話・スマートフォンの通話料定額を利用している方は多いと思いますが、通話料定額に伴ってデータプランも変更、選択しなければいけない事でお困りの方は意外と多いのではないでしょうか?

iPhone Dead / nathanborror

通信速度制限って何?

まず、現在データ通信の料金プランで2GBや5GBなどのプランを選ぶことができますが、これは5GBなどの決められた通信量内において通常速度の通信が行えるというものであり、5GBを超過した場合に通信ができなくなるわけではありません。あくまでも通信速度が制限されるというものです。
ドコモでは128kbps通信と呼ばれているこの制限は、利用者に公平性を保つためにあるとも言われており、通信の混雑、占有を防ぐ措置となっています。他に3日間で1GBの通信を行った場合などにも適用されます。

速度制限を受けている間もインターネットは利用可能ですが、速度がどうしても気になる方は速度制限解除の申請を出すことで通常速度に戻すことが可能です。ただし解除には別料金が必要となっており、プランによりますが1GB1,000円程度かかることとなります。(契約内容によっては2GBごとの解除となる場合もあります)

SoftBank vs KDDI – Get even. / MIKI Yoshihito (´・ω・)

さて、2GBや5GB、はたまた1GB区切りの料金プランにどれを選ぶべきなのか頭を悩ませても、そもそも1GBで何ができるのかがよく分からないと選びようがありません。
1GBあたりでできることを以下に記しますので参考にして下さい。

 

1GB(*1024MB)あたりで出来る通信に関しての目安

●ウェブブラウザ(ヤフートップ/スマホ版)約235KB →約4,450回
●メール(300文字テキスト)約5KB→200,000通以上
●動画(5分/HQ360P動画)約20MB→約4時間45分*₁
●ウェブマップ(表示後拡大)約700KB→約1,500回*₂

*1動画に関しては高速通信時にHD画質720Pで再生される場合があり、再生可能時間が大幅に縮小されることとなります
*2マップは地域、建物密集度により変動します
*上記はすべて通信環境、表示される内容によりデータサイズに誤差が生じるものであり、あくまでもおおよその目安、例として表記されております。必ずしも一致しませんので予めご了承ください。

ウェブページ閲覧やメールの利用がメインであれば一ヶ月2GBもあれば充分であるといえるかと思いますが、携帯電話会社によると高速通信時に2時間程度の動画閲覧(720p)で6GBに達することもあり得るとの注記がありますので、動画閲覧には配慮が必要です。
また、ゲームアプリは対戦型のものなど、その都度通信が行われるものがあり、こちらも気をつける必要がありそうです。

データ量の大きい 動画の閲覧・ゲームをメインで考える場合はマメにWi-Fiを利用し、携帯データ通信の節約に努めるのが賢明です。
ご自宅でのWi-Fi設定、公衆無線LANなども積極的に活用して快適なスマホライフを楽しんで下さい!