携帯電話が起こす錯覚とは?

掲載日:2013年10月26日(土)

メールやSNS疲れを感じている方は昨今増加傾向にあります。SNSから来るひっきりなしの通知音やメール着信音に悩まされていませんか?

自分は気にしてないつもりでも、脳は敏感に感じているのです。

トリックアート展 / TomenoNaoki

電話が鳴っていないのに鳴ったと錯覚する、バイブが振動したと感じたが鳴ってなかった、などの経験がある人は少なくないはず。

これはそれぞれファントムリング・ファントム振動(ファントムバイブレーション)と呼称される錯覚に陥っている状態です。

  • ファントムリング 

鳴っていないはずの音が聞こえた気がする錯覚起こす現象

一般的に携帯電話の周波数と似た周波数の雑音を着信音と錯覚することが多い

  • ファントム振動(ファントムバイブレーション)

携帯のバイブ機能が鳴ってないのに振動した感覚に陥る現象

携帯電話を衣服のポケットに入れた状態でズレたり擦れたりした振動などから錯覚することが多い

 

これらの錯覚に陥る原因の一つとして、過度に携帯の着信に敏感になっている事が考えられます。

仕事・プライベートを問わず、強く携帯の着信に依存(願望)している、もしくは不安などのストレスを抱えている場合は特にこの現象が起きるらしいです。

たとえば、今日は仕事で大事な電話が入るという時、電話を受け取り損ねるわけにはいかないという緊張、不安がいっそうこの現象を引き起こすのです。

これらの錯覚がよくあるからといって何かの病気というわけでもないようです。

しかし、神経をすり減らして携帯の音やバイブに敏感になることでストレスを感じることは決して良いとは言えません。

プライベート用と仕事用(取引先・お客様用)の携帯2台を使い分け、休日は仕事用の携帯電源をOFFにするという方も多いと思いますが、ファントムリング・ファントム振動の原因の一つである「着信あるかも?」のストレスから解放される良い工夫だと思います。

現代社会において手放せなくなった携帯電話だからこそ、SNS・メールを含めストレスを感じないよう上手に距離をとって付き合い続けていかなければならないですね。

 

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