携帯レンタル事業者が選ぶキャリアの偏りの理由とその意味

掲載日:2014年8月30日(土)

過去にも記載した内容ではありますが、弊社に新聞社の電話取材を何件かいただきましたので、再度記述させていただきます。

まず、弊社において利用回線は主要3社を扱っておりますが、ドコモが他社より多くなっております。もちろんレンタル事業者として申告しており、携帯電話不正利用防止法に則り運営しております。ドコモが多くなる理由は下記のとおりです。

  1. お客様からドコモ希望の問い合わせが圧倒的に多い
  2. 空き回線の維持費
  3. SIMカードの利便性

1.はそのままの意味合いです。特に通話料定額制の導入一番手だったことは非常に大きな追い風となったと思われます。携帯主要3キャリアの中でも、契約者純増数が大きく伸びましたが、レンタル携帯業者でもこれは同じでした。それほど魅力的な内容でした。レンタル携帯業者としては月々の料金が定額制になったことで管理・予測が非常に容易になり料金未払いなどのリスクも減ります。お客様にもメリットがあり、事業主としてもメリットのある大きな変更点です。
今は主要キャリアのすべてが通話料定額を導入しているので、変わらないと思われるかもしれませんが、その内容には若干の違いがあります。その説明は2.にて行います。

2.空き回線の維持に関して。空き回線とはレンタルされていない回線を指します。この回線の維持費は会社が負担しなければなりません。つまり回線の維持費が一番安価なものを選ぶ必要があります。ここで主要3キャリアに違いが出てきます。
通話料定額を利用するにはパケット定額の契約が必要というキャリアもあり、維持するうえで大きな負担となります。頻繁に出るキャリアの回線ならばさほど問題ではないですが、一番需要のあるキャリアであるドコモはパケット定額の契約は強制ではないので、この点でもレンタル業者に選ばれる理由となります。

3.SIMカードに関して。ドコモではSIMカードのサイズが合えば白ロムを使用することができます。白ロムとは電話番号が入っていない携帯電話のことです。他社では現行の4GLTEなどの機種はSIMカードを差し替えて使用することができますが、3Gのフィーチャーフォンにおいてはロックがかかっているものがあります。このフィーチャーフォンでSIMを差し替えるには解除料金がかかります。こういう内容に関してもドコモが利便性が良いという結果になります。

以上のことが新聞社などで話題となった、弊社を含めたレンタル業者、ひいてはレンタル携帯愛用者がドコモを多く利用する理由ではないかと考えます。
もちろん、ソフトバンク・AUを専門に取り扱う業者も存在すると思いますが、契約内容などで各社を利用するそれぞれレンタル業者なりの理由があるかと思います。

いずれにしても、重要なのはレンタル携帯が悪用されないように各レンタル業者が努めることであり、業者が行わなければならないのは、身分証確認の徹底など携帯電話不正利用防止法に則って運営していくことだと思います。どこのキャリアが多いというのは論点が的外れではないでしょうか?

最後に、今後携帯電話各社はSIMフリー(キャリア間でのSIMカードの移動が自由となり、AUで購入したスマートフォンにソフトバンクのSIMを装着など)となっていくようですが、各キャリアの料金体系が顧客獲得に大きな差を生むこととなっていきます。各社今後の動向から目が離せない大きな分岐点に差し掛かろうとしているのかもしれません。

 

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